【9月7日 AFP】フランス・リーグ1、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のスポーティング・ディレクター(SD)を務めるレオナルド(Leonardo Nascimento de Araujo)氏は6日、オフをスペイン・イビサ(Ibiza)島で過ごした6選手が新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示したことに対する騒動が大きくなっていることを非難した。

 レオナルド氏は仏テレビ局カナル・プリュス(Canal Plus)に、「全てのサッカー選手がイビサ島に行っていた」とコメントした。

「どのチームでも陽性反応者が出ているのに、パリ(PSG)で起きるとそれはスキャンダルになる。彼らは妻や子どもと一緒にいた選手たち」

「危険な振る舞いをしていたという理由で選手を批判しなければならないのなら構わないのだが…全てのサッカー選手がイビサ島を訪れていた。バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)の選手でさえだ」

 ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)やアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)、レアンドロ・パレデス(Leandro Paredes)が陽性反応を示したと報じられていたPSGは3日、新たに3選手の陽性が確認されたと発表しており、いずれの選手もオフの休暇で地中海に浮かぶイビサ島を訪れていたという。

 仏スポーツ日刊紙レキップ(L’Equipe)は、新たに陽性が確認されたのはマルキーニョス(Marcos Aoas Correa “Marquinhos”)、マウロ・イカルディ(Mauro Icardi)、ケイロール・ナバス(Keylor Navas)の3選手だと報じている。

 レオナルド氏はまた、陽性反応を示した6選手は10日にアウェーで予定されているランス(RC Lens)とのリーグ初戦には出場しないものの、13日に開催される宿敵オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)との一戦では何人かが復帰する可能性もあると話した。(c)AFP