【9月9日 AFP】UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2020-21)は8日、各地で試合が行われ、リーグAのグループ3ではフランスがクロアチアに4-2で勝利。2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)決勝の再現となったこの一戦では、フランスの17歳エドゥアルド・カマヴィンガ(Eduardo Camavinga)が途中出場を果たし、第2次世界大戦(World War II)後における同代表の最年少出場記録を更新した。

 観客のいないスタッド・ド・フランス(Stade de France)での一戦で、ヌゴロ・カンテ(N’Golo Kante)と交代して後半から出場した17歳9か月のカマヴィンガは、1906年に16歳10か月でデビューしたジュリアン・ヴェルブルッゲ(Julien Verbrugghe)氏、1914年に17歳4か月で初出場を飾ったモーリス・ガスティグル(Maurice Gastiger)氏に次ぎ、同チームで出場を果たした3番目に若い選手となった。

 コンゴ民主共和国出身の両親の下にアンゴラで生まれ、2歳のときに渡仏して昨年11月にフランス国籍を取得したばかりのカマヴィンガは「まずはうれしく思うし、家族とフランスの全国民を誇らしく感じる」とコメントした。

 15分過ぎ、ペナルティーエリア内でデヤン・ロブレン(Dejan Lovren)にハーフボレーを決められ先制されたフランスだったが、アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)やダヨ・ウパメカノ(Dayot Upamecano)、オリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)の得点や相手GKドミニク・リバコビッチ(Dominik Livakovic)のオウンゴールで4点を奪い、2年前のW杯決勝と同じスコアでクロアチアに勝利した。

 同じグループ3では、ポルトガルがクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の代表通算100点目などでスウェーデンに2-0で勝利。フランスはポルトガルと勝ち点で並んでいるが、得失点差により2位となっている。(c)AFP/Illtud DAFYDD