【9月9日 AFP】フランスで、不治の病に侵され、大統領に安楽死を求めたものの認められなかったとして、自ら死にゆく様子をソーシャルメディアで生配信すると予告していた男性が、治療や飲食を完全に絶って4日後の7日夜に病院に搬送されたと、支援者が8日、AFPに明らかにした。

  男性はディジョン(Dijon)に住むアラン・コック(Alain Cocq)さん。安楽死が認められていない同国で、自身の行動によって現状への関心を高めたいという考えを示していた。

 取材に応じた支援者の女性は「(コックさんは)救急隊による医療介入後に入院した。意識がなかったのではないかと思う」と話した。

 女性は、コックさんが自らの意志に反する形で病院に搬送され、治療を受けることになるのではないかと懸念を示しているが、この点についてコックさん本人からの確認は取れていないとしている。(c)AFP