【9月8日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するリオネル・メッシ(Lionel Messi)が7日、クラブ残留表明後では初めての練習に参加した。

 バルセロナは発表文の中で、メッシはリーグのプロトコルに従い単独で練習を始めたと記した。

「レオ・メッシにとっての2020-21シーズンに向けたプレシーズンは進行中」「フィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)同様、バルサ(バルセロナの愛称)の背番号10(メッシ)はラ・リーガ(La Liga)のプロトコルに従って1人でトレーニングを行い、残りの選手たちはチームで練習した」

 メッシは車を運転してトレーニング施設シウタ・エスポルティバ・ジョアン・ガンペール(Ciutat Esportiva Joan Gamper)に入るところが確認されており、バルセロナも午後6時30分(日本時間8日午前1時30分)前に、同選手がトレーニングウエアを着用してボールを使った練習をしている写真をSNSに投稿した。

 メッシの練習参加は、ロナルド・クーマン(Ronald Koeman)新監督の就任後では初めてとなる。

 特に、仲の良い何人かのチームメートが退団する可能性が高いということを考慮すると、つらい思いをしたキャプテンで、バルセロナ史上最高の選手であるメッシの復帰は簡単なものではないのかもしれない。

 メッシの親友で近くに住むルイス・スアレス(Luis Suarez)、そしてアルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)は、それぞれイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)とインテル(Inter Milan)に移籍する見通しとなっている。

 メッシは12日に行われるヒムナスティク(Gimnastic)との練習試合に出場する可能性もあるが、16日のジローナ(Girona FC)戦がより現実的な復帰日となるかもしれない。

 メッシが最後にプレーしたのは、昨シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)準々決勝でバルセロナが2-8の歴史的大敗を喫した前月のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)戦となっている。

 2週間長いオフが与えられているバルセロナは、27日に予定されているビジャレアル(Villarreal CF)との試合がリーグ戦の初戦となる。(c)AFP/Thomas ALLNUTT