【9月6日 AFP】男子ゴルフ、フェデックス・カップ(FedEx Cup 2020)プレーオフ最終戦、ツアー選手権(TOUR Championship 2020)は5日、米ジョージア州アトランタ(Atlanta)のイーストレークGC(East Lake Golf Club、パー70)で2日目が行われ、韓国の任成宰(Sung-jae Im、イム・ソンジェ)が猛チャージを見せたが、ポイントランク1位のダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)が1打差で首位に踏みとどまった。

 任は上がり4ホールで3バーディーを奪うなど、6アンダー「64」をマークして通算12アンダーとしたが、この日出場選手中ワーストとなる14ホール中わずか2回のフェアウエーキープと苦しんだジョンソンが最終ホールをバーディーで締め、通算13アンダーで首位を維持した。

 結局この日はイーブンパー「70」だったジョンソンは「アップダウンがあり、厳しいラウンドだった。ドライバーをまっすぐ打てなかった」「他の感覚は良かったし、うまくまとめることができたと思う」と振り返った。

 一方、2015年のジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)に次ぐ史上2番目の年少記録でプレーオフ優勝を果たす可能性がある22歳の任は、「ショットには満足している」「多くフェアウエーをとらえることができ、アプローチがかなり楽になった。それによって良い形でバーディーを狙うことができ、好スコアにつながった」と語った。

「65」をマークして追い上げたザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele、米国)が通算11アンダーで単独3位、一つスコアを落としたランク3位のジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)が同10アンダーの4位に続いている。

 この日ジョンソンと並ぶ首位からスタートしていたジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)、全米プロゴルフ選手権(2020 PGA Championship)王者のコリン・モリカワ(Collin Morikawa、米国)、イングランドのタイレル・ハットン(Tyrrell Hatton)が通算9アンダーで5位タイとなった。

 大会開幕前日に父となった、プレーオフ連覇を目指すロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は「71」で通算8アンダーの8位タイに後退。松山英樹(Hideki Matsuyama)は2日連続でイーブンパーとなり、通算4アンダーの17位タイとなっている。(c)AFP