【9月4日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)は3日、男子シングルス2回戦が行われ、四大大会(グランドスラム)通算3勝を誇るアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は2-6、3-6、4-6で大会第15シードのフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)に敗れたものの、今後もグランドスラムでの勝利を目指す意欲を示した。

 元世界ランク1位のマレーはこの日、アーサー・アッシュ・スタジアム(Arthur Ashe Stadium)でカナダの新星に2時間8分のストレート負けを喫したものの、現役引退の話が出た2019年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)以来となるグランドスラム出場で、金属を埋め込んだ股関節の状態が良好であったことを喜んだ。

 1日に行われた1回戦では、世界49位の西岡良仁(Yoshihito Nishioka)とフルセットの激闘を繰り広げて競り勝ったマレーは、「ここに来る前より、グランドスラムでの自分の可能性にもっと前向きになっている」とコメントした。

 この3年間はけがに悩まされ続けて現在は世界ランクも115位まで後退しているマレーは、キャリアの立て直しを図っており、「この数年間はグランドスラムでプレーしておらず、振り出しに戻ったような気分だ」「体やフィジカルの状態を立て直して、5セットを戦える体力をつける必要がある。残念ながら、それには少しばかり時間がかかる」と報道陣に語った。

 2013年と2016年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)覇者で、全盛期には不屈の精神で知られたマレーは、まだタオルを投げる気はないとしており、「もう一度グランドスラムで勝つのは、極めて難しいだろう。股関節の状態が問題ないときでさえ厳しかった。だから難しいだろうが、これからも努力し続けていく」と意欲を示した。

「当然だろう? そのために全力を尽くさない理由があるかい? 結果的に無理だったら、それでも構わない。だけど、どうせだったら自分は上を目指したいんだ」「もしだめでも…、そうだね、そこに到達できなければ、そのときは受け入れる。だけど、今は自分の体が許せる最大限を引き出そうと、全力を尽くしている」

 今月に日程が延期された全仏オープンテニス(French Open 2020)について、マレーは出場するつもりであると語った。

 その他の試合では、前回準優勝の第3シード、ダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)がクリストファー・オコネル(Christoper O'Connell、オーストラリア)を6-3、6-2、6-4で一蹴し、3回戦へ駒を進めた。(c)AFP/Peter HUTCHISON