【9月4日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)は3日、女子シングルス2回戦が行われ、最多7度目の優勝を狙う大会第3シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が6-2、6-4でマルガリータ・ガスパリアン(Margarita Gasparyan、ロシア)を下し、3回戦へ駒を進めた。

 屋根が閉じたほぼ無観客のアーサー・アッシュ・スタジアム(Arthur Ashe Stadium)で、セレーナは簡単に第1セットを奪うと、第2セットは2度のブレークを許してかすかにぐらつく場面もあったが、ストレートで勝利を収めた。

 3回戦では2017年大会覇者のスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)と対戦するセレーナは、「とにかく乗り越えることができて満足している。次のラウンドに集中したい」と語った。

 セレーナは今大会、四大大会(グランドスラム)歴代最多タイとなるシングルス通算24度目の優勝を目指している。また今回の全米を制した場合は、共に6回で並ぶクリス・エバート(Chris Evert)氏を抜き、オープン化以降では単独トップの大会優勝回数となる。

 女子シングルスでは、世界1位のアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)やシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が新型コロナウイルスや故障を理由に今大会を欠場しているほか、前日には第1シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)が敗退し、トップ選手の不在によってセレーナのチャンスは高まっている。

 その他の試合では、第7シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)がアリオナ・ボルソバ(Aliona Bolsova、スペイン)に6-2、6-1、第26シードのスティーブンズはオルガ・ゴヴォルツォバ(Olga Govortsova、ベラルーシ)に6-2、6-2でそれぞれ快勝を収め、勝ち上がりを決めた。(c)AFP