【9月3日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)は2日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)が1-6、6-7(2-7)でフランスのキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia)に敗れる今大会最大の波乱が起きた。

 新型コロナウイルスを理由にランキング上位の選手が多く棄権したことを受け、今大会のトップシードに繰り上がっていたプリスコバだが、自信あふれるガルシアに対して終始やりづらそうにし、無残な敗退を喫した。

 世界ランキング3位のプリスコバを破った同50位のガルシアは次戦、第28シードのジェニファー・ブレイディ(Jennifer Brady、米国)と対戦する。

 2018年9月には世界4位にまで到達するも、その後は長期にわたるスランプに陥り、昨年は大きくランクを落としていたガルシアは、「彼女を苦しめる力が自分にあるのは分かっていた」「リスクを冒していった」「第2セットに入ると、こちらにできることはそれほど多くなかったから、とにかく落ち着いて1ポイントごとにプレーする必要があった」と語った。

 先に行われた試合では、第6シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)がカテリナ・コズロワ(Kateryna Kozlova、ウクライナ)に7-6(7-3)、6-2で快勝。第17シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)も6-3、7-6(8-6)でアンナ・レナ・フリードサム(Anna-Lena Friedsam)との同胞対決を制した。(c)AFP