【9月4日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は3日、2019-20シーズンの最優秀新人賞を発表し、メンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)のスター選手、ジャ・モラント(Ja Morant)が100人中99人から1位票を獲得する圧倒的な支持で選出された。

 グリズリーズでシーズン新人王に輝いたのは、2002年のパウ・ガソル(Pau Gasol)に続いてモラントが史上2人目となった。この日、残り唯一の1位票を獲得したのは、昨年のNBAドラフトで全体1位指名を受けたニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)のザイオン・ウィリアムソン(Zion Williamson)だった。

 世界のスポーツ記者と放送関係者の計100人による投票では、それぞれ1位票に5ポイント、2位票に3ポイント、3位票に1ポイントが与えられることになっており、モラントは計498ポイントを獲得。マイアミ・ヒート(Miami Heat)のケンドリック・ナン(Kendrick Nunn)が計204ポイントで2位に続き、ウィリアムソンは計140ポイントで3位となった。

 選考の対象期間は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)で中断されたレギュラーシーズン最後の3月11日まで。シーズン再開後の7月30日から8月14日まで行われたシード順位決定シリーズにおける成績は、今回の投票ではカウントされなかった。

 モラントはシーズン開幕から3月11日まで、ルーキー資格を持つ選手でトップの1試合平均17.6得点、6.9アシストを記録。計59試合でのフィールドゴール(FG)成功率は49.1パーセントをマークした。

 この期間で1試合平均17.0得点以上、6.0アシスト以上、FG成功率49.0パーセント以上を達成したのは、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のレブロン・ジェームズ(LeBron James)とデンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)のニコラ・ヨキッチ(Nikola Jokic)、そしてモラントの計3人しかいない。(c)AFP