【9月3日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のレジェンド、マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏が2日、同国オンライン賭博サイトのドラフトキングス(DraftKings)の株式を取得し、同社の特別アドバイザーに就任した。出資額は不明となっている。

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 オンラインのスポーツ賭博などを手掛けるドラフトキングスは、シャーロット・ホーネッツ(Charlotte Hornets)の会長兼オーナーを務めるジョーダン氏が、「企業戦略、商品開発、包括性、公平性、企業への帰属意識といった分野で戦略的かつ創造的なアドバイス」を提供するとしている。

 2012年に設立されたドラフトキングスは、当初はファンタジースポーツに注力していたが、2018年に米連邦最高裁判所がオンラインベッティングの解禁を認める判断を示したことを受け、インターネットのスポーツ賭博に事業を拡大した。

 米ウェブサイトのリーガル・スポーツベッティング(Legal Sports Betting)によると、複数の州がスポーツ賭博を合法化したことで、2019年は米国で約130億ドル(約1兆3800億円)がスポーツイベントに賭けられた。これまでスポーツ賭博に反対してきた主要スポーツリーグも近年、その立ち位置をシフトさせている。

 今年ナスダック(Nasdaq)に上場したドラフトキングスに対し、AFPはジョーダン氏の出資規模について問い合わせたが、回答はなかった。(c)AFP