【9月4日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は3日、自らの支持者らに対し、11月3日の大統領選で2回投票を試みるよう改めて呼び掛けた。票が確実に集計されるようにするためにはこの方法しかないと主張している。

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 トランプ氏はツイッター(Twitter)への投稿で国民に対し、地元州で郵便投票が可能ならまず郵便で投票した上で、投票日には投票所に行き自分の票が集計されていることを確認するよう奨励。票が集計されていなければ、もう一度投票すべきだと主張し、「これで自分の大事な票がカウントされたことを確認できる」と述べた。

 郵便投票は、投票所での新型コロナウイルス感染拡大の懸念への対応策として全米各地で導入が進んでいるが、トランプ氏は繰り返しその信頼性に疑問を呈してきた。だが米国では既に郵便投票が広く行われており、総じて問題は起きていない。

 トランプ氏自身も、ホワイトハウス(White House)に住みながらフロリダ州での投票のため郵便による不在者投票を利用している。

 トランプ氏は郵便投票の増加により投票用紙の改ざんや結果の不正操作が可能になると述べているが、選挙の専門家らは大きな危険性がある証拠はないとしている。(c)AFP