【9月3日 AFP】米大統領選のジョー・バイデン(Joe Biden)民主党候補(77)の陣営は2日、同氏が8月に集めた献金の総額が3億6450万ドル(約388億円)に上ったと発表した。新型コロナウイルスの大流行の影響で、選挙活動は主にオンラインで実施されたにもかかわらず、月間献金額としては過去最高を記録した。

 バイデン陣営によれば、同氏と民主党全国委員会が集めた3億6450万ドルのうち、2億500万ドル(約218億円)はオンラインでの少額寄付だったという。

 CBSテレビとニューヨーク・タイムズ(New York Times)紙によると、これまでの最高月間献金額は2008年9月、バラク・オバマ(Barack Obama)前大統領と民主党全国委員会に集まった約2億ドル(約213億円)だったという。

「あの額には仰天して胸打たれた」と語ったバイデン氏は、「献金の57%に当たる2億500万ドル以上がオンラインでの寄付で、5ドル(約530円)、10ドル(約1060円)、20ドル(約2130円)と一度に少しずついただいた」と明かし、支持者らに謝意を表した。

 大統領選を控え、より多くの軍資金を蓄えているのは、2017年初頭の大統領就任以降、再選運動の準備を進めているドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領(74)だが、バイデン氏は今年4月に民主党予備選挙で勝利して以来、より多額の資金を集めつつある。(c)AFP