【9月2日 AFP】前週、「健康上の理由」で全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)欠場を表明していた女子テニス、元世界ランキング6位のカルラ・スアレス・ナバロ(Carla Suarez Navarro、スペイン)が、がんの一種であるホジキンリンパ腫と診断され、半年間の化学療法を受けることになったと明かした。

 スアレス・ナバロは自身のツイッター(Twitter)に動画を投稿し、「みなさんにお知らせしたいことがあります。数日前、リンパ腫との診断を受けました。ホジキンリンパ腫です」「これから6か月間の化学療法を受ける必要があります。今は体調も良く、落ち着いた心で、これから何があろうと向き合うつもりでいます」と話した。

 リンパ腫は免疫系の一種であるリンパ系のがん。

 スアレス・ナバロは「難しい現実に向き合わなくてはなりません。それを受け入れ、医師の助言を頼りながら前に進んでいくべき時です。逆境の中でも前向きさは忘れないようにしたいと思っています」「我慢強さと、自分を信じる気持ちに導かれて、ここまでプロ選手としてやってこられました。今回は簡単な相手ではありませんが、自分の本当のベストを尽くさなくてはなりません」と続けた。

 3日に32歳の誕生日を迎えるスアレス・ナバロは、昨年12月の時点で、ツアー参戦は今年が最後になると話していた。四大大会(グランドスラム)ではベスト8に7回入っており、2016年には自身最高のランク6位に上がったが、近年はけがに苦しみ、ランキングも71位まで下がっている。(c)AFP