【8月31日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、フェデックス・カップ(FedEx Cup 2020)プレーオフ第2戦、BMW選手権(BMW Championship 2020)は30日、米イリノイ州のオリンピア・フィールズGC(Olympia Fields、パー70)で最終日が行われ、ジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)がダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)とのプレーオフを制して優勝を飾った。松山英樹(Hideki Matsuyama)は3位タイに入った。

 この日6バーディーを奪い、4日間を通じて最少のスコア「64」をマークしたラームが通算4アンダーの暫定首位でラウンドを終えたが、ジョンソンも最終18番で43フィート(約13メートル)のバーディーパットを沈め、ラームに並んでプレーオフに持ち込んだ。

 迎えたプレーオフでは、ラームはティーショットを右のラフに入れ、2打目でグリーン奥に乗せたものの、2パットでのパーキープも難しいように見えた。それでもラームは大きく右へ切れる60フィート(約18メートル)近いパットを成功させて奇跡的なバーディー奪取。ジョンソンも2オンからのバーディーを狙ったが、パットはわずかにカップを外れた。

 カップインとともに雄たけびを上げてガッツポーズで喜んだラームは「また50、60フィートのパットを沈めて勝てるなんて思いもしなかった。ボールもうまく何度かカーブしてくれた」とコメントした。

 松山はこの日スコア「69」として、通算2アンダーの3位タイに入った。チリの新星ホアキン・ニーマン(Joaquin Niemann)は出だしの5ホールで3バーディーとスタートダッシュを決め、さらには8番のバーディーで一時首位タイに浮上したが、14番のボギーで後退し、松山と並ぶ順位でフィニッシュした。(c)AFP