【8月30日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、フェデックス・カップ(FedEx Cup 2020)プレーオフ第2戦、BMW選手権(BMW Championship 2020)は29日、米イリノイ州のオリンピア・フィールズGC(Olympia Fields、パー70)で3日目が行われ、出だしでイーグルを奪った松山英樹(Hideki Matsuyama)が通算1アンダーの首位タイに浮上した。

 2017年のブリヂストン・インビテーショナル(Bridgestone Invitational 2017)以来、約3年ぶりのPGAツアー優勝を目指す松山は、1番でグリーン脇からのバンカーショットを沈めてイーグルを奪うと、4番では約1.2メートルのパットを成功させて3アンダーとした。その後は6番、8番、10番でボギーをたたいてスコアを落としたが、15番のバーディーで持ち直し、残りのホールをパーでまとめて首位タイでラウンドを終えた。

 前週のザ・ノーザントラスト(The Northern Trust 2020)で通算30アンダーを記録し、2位に11打差をつけて圧勝したダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)もこの日松山とともに「69」のスコアを残し、トップで並んでいる。

 通算1アンダーでの首位は、1974年以降の大会最大スコア。優勝スコアがイーブンパー以上になったのは米ツアーではツアー選手権(TOUR Championship)が最後だが、全米オープン選手権(US Open Championship)の会場になったこともあるコースで、今回はそうしたケースが実現する可能性がある。

 アダム・スコット(Adam Scott、オーストラリア)とマッケンジー・ヒューズ(Mackenzie Hughes、カナダ)、ホアキン・ニーマン(Joaquin Niemann、チリ)が2打差の3位タイにつけ、これにメジャー通算4勝のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)、スペインのジョン・ラーム(Jon Rahm)、マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament)通算2勝のバッバ・ワトソン(Bubba Watson、米国)ら6人が1打差で続いた。

 今大会は全3戦のプレーオフ2戦目で、最後のツアー選手権へ進むには最終日を終えてポイント上位30位以内に入っている必要がある。タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)はこの日スコアを2ストローク落とし、最終戦進出に必要な3位以内には遠く及ばない55位タイにとどまっている。(c)AFP