聖なる橋で裸に、映像公開のフランス国籍女を逮捕 インド
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【8月30日 AFP】インド北部リシケシ(Rishikesh)にある聖なる橋で裸になった映像を撮影しソーシャルメディア上に公開したとして、フランス国籍の女(27)が逮捕された。警察が29日、発表した。
女はガンジス(Ganges)川に架かるつり橋「ラクシュマンジュラ(Lakshman Jhula)」で裸になって撮影した映像をソーシャルメディア上に投稿し、27日に身柄を拘束された。この橋は1960年代に英ロックバンドのビートルズ(Beatles)で有名となり、現在もバックパッカーやヨガ実践者らを引きつけている。
女の身柄を拘束した警察署のトップはAFPに対し、「こうしたことはフランスでは人を不快にさせるとは思われていないのかもしれない」「しかし、リシケシは聖地であり、ラクシュマンジュラは(ヒンズー教の神である)ラーマ(Ram)と弟のラクシュマナ(Lakshman)、妻のシーター(Sita)がガンジス川を渡った場所だ」と述べた。
警察は、女の身元について「マリーエレーヌ」というファーストネームのみ明らかにした。警察によると女は、インドで全国的なロックダウン(都市封鎖)が導入される直前の3月からリシケシにいた。
先の警察署トップは、「女はビーズのネックレスをオンラインで販売しており、撮影は事業の宣伝のためだったと供述している」と明らかにした。また橋での映像とは別に、ホテルの部屋でも裸になった写真を撮影していたという。
これらの映像と写真がソーシャルメディアで公開されると、警察に通報があった。警察署トップによると、女は保釈されており、裁判が終わるまでには数か月かかる見込み。インドのインターネット関連法に基づき、有罪となれば最高で禁錮3年の刑が下される。(c)AFP