【8月28日 AFP】ラグビー日本代表が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)を理由に、中止となった11月のテストマッチに代わって計画された今秋の8か国対抗戦への不参加を決めたことが分かった。関係者が27日、AFPに明かした。

 昨年のW杯(Rugby World Cup 2019)開催国である日本は、イングランド、フランス、アイルランド、イタリア、スコットランド、ウェールズ、さらに同じ招待枠のフィジーと共に「エイトネーションズ」に参戦する予定だった。

 11月14日から12月5日まで開催されるこの大会で、ブレイブブロッサムズ(Brave Blossoms、日本代表の愛称)はフランスのほか、グレガー・タウンセンド(Gregor Townsend)ヘッドコーチ(HC)が率いるスコットランド、そしてフランコ・スミス(Franco Smith)HCが指揮を執るイタリアと同じプールで戦うことになっていた。

 日本は現在、新型コロナウイルスの大流行で外国人の入国を制限しており、同国代表チームはコーチ陣が再合流できない状態となっていると国内メディアで報じられている。

 昨年のW杯で日本を史上初のベスト8入りに導いたジェイミー・ジョセフ(Jamie Joseph)HCは、これらの措置によって、新設大会に向けたトレーニングキャンプの実施が制限される事態に直面している。(c)AFP