【8月27日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)は26日、レスター・シティ(Leicester City)から左SBのベン・チルウェル(Ben Chilwell)を獲得したと発表した。契約期間は5年で、移籍金は約5000万ポンド(約70億円)だと伝えられている。

 オランダ1部・エールディビジのアヤックス(Ajax)からFWハキム・ツィエク(Hakim Ziyech)を、ドイツ・ブンデスリーガ1部のRBライプツィヒ(RB Leipzig)からFWティモ・ヴェルナー(Timo Werner)を獲得していたチェルシーにとって、チルウェルは今夏3人目の新戦力となるが、移籍マーケットが終了するまでにさらなる補強が期待されている。

 チルウェルの移籍金については両クラブとも正式に明かしていないが、レスターは公式サイトの中で、「受け取った中で最も高額な移籍金の一つ」と記した。

 レスターのアカデミー出身で、2015年にトップチームデビューを果たしたチルウェルは同クラブで公式戦123試合に出場しており、イングランド代表としても11試合プレーしている。

 先月に行われたプレミアリーグの19-20シーズン最終節で、チェルシーはレスターより順位を一つ上の4位でフィニッシュし、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)出場権を手にした。

 チェルシーはフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するDFチアゴ・シウバ(Thiago Silva)の獲得が広くうわさされており、ドイツ・ブンデスリーガ1部、バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)のMFカイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)も移籍候補のままとなっている。

 また、チェルシーはGKについてもいくつかの選択肢を検討しており、アヤックスのアンドレ・オナナ(Andre Onana)やバーンリーFC(Burnley FC)のニック・ポープ(Nick Pope)の補強もうわさされている。(c)AFP