世界32位クライノビッチ、第2シードのティエム撃破 W&Sオープン
発信地:ニューヨーク/米国
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【8月25日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2020)は24日、男子シングルス2回戦が行われ、セルビアのフィリップ・クライノビッチ(Filip Krajinovic)が6-2、6-1で大会第2シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)に番狂わせを演じ、3回戦に進出した。
例年の開催地である米シンシナティ(Cincinnati)から31日にニューヨークで開幕する全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)の隔離環境下に会場を移して行われている今大会で、クライノビッチは自身のサービスゲームでは2ポイントしか落とさずに圧勝した。
トップ10選手撃破がこれでキャリア2度目となった世界ランク32位のクライノビッチは「きょうはかなり出足が良かった。積極的だったし、3回戦に進めて本当にうれしい」と語った。
一方、1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)決勝で、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を相手にフルセットの激闘を演じて準優勝を収めたティエムは、新型コロナウイルスによる5か月の中断を経て再開されたシーズンの初戦で、本来のリズムをつかむことができなかった。
ティエムは「とにかく自分のゲームがひどかった」「リターンでかなりの問題があった」と試合後に振り返った。(c)AFP