【8月25日 AFP】(更新)米共和党は24日、11月の大統領選に向けた党大会をノースカロライナ州シャーロット(Charlotte)で開き、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領を党候補に正式指名した。トランプ氏は直後に会場で演説し、おなじみの好戦的かつ陰鬱(いんうつ)なトーンで、野党・民主党が選挙を「盗もう」と画策していると主張した。

 トランプ氏は、投票所での新型コロナウイルス拡散防止のため民主党が奨励している郵便投票について、選挙を不正操作する方策だと主張。「彼らは選挙を盗もうとしている」、「われわれからこの選挙を奪える唯一の方法は、これが不正選挙だった場合だ」と述べた。

 今年の党大会は新型ウイルスの流行を受け、規模が大幅に縮小された。現職大統領は通常、大会最終日の指名受諾演説まで大会には出席しないが、トランプ氏は話題づくりのために初日に登場。「私が来ることは数分前まで誰も知らなかった」と語ったが、実際にはこの「サプライズ」は事前に公表されていた。

 トランプ氏は27日にホワイトハウス(White House)から指名受諾演説を行う予定。(c)AFP