ヌーディスト集まる仏リゾートでコロナ流行、100人陽性で懸念
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【8月24日 AFP】フランスの保健当局は23日、ヌーディストが集まる地中海沿岸のリゾートに滞在した約100人が新型コロナウイルス検査で陽性反応を示しており、感染拡大が「非常に懸念される」との見解を明らかにした。
ヌーディストの間で人気が高いエロー(Herault)県にあるリゾート、キャップダグド(Cap d'Agde)では、保健当局によると17日に38人が、19日には57人が陽性反応を示した。
また、キャップダグドにいたヌーディスト間での感染拡大のペースは、キャップダグド全体の4倍速いという。別の行楽客50人も帰宅後に陽性反応を示しており、来週にはさらに実施された検査の結果が明らかになる見通し。
保健当局は、この数字について「非常に懸念される」との認識を示し、キャップダグド全域に警戒情報が発出されたと述べた。
フランスでは23日、過去24時間で新たに約4900人の新型コロナウイルス感染が確認され、5月以降最多を記録。
オリビエ・ベラン(Olivier Veran)保健相は、全国規模で感染状況レベルが急上昇する「リスク」があると認めた。(c)AFP