【8月24日 AFP】イスラエルのリゾート都市で16歳の少女が集団暴行を受けたとみられる事件を受けて、同国では23日、女性への性暴力に抗議するデモやストライキが実施され、多数の人々が参加した。

 女性団体「Bonot Alternativa」によると、「イスラエルでの女性と少女に対する暴力の増加と、十分な処罰の欠如に抗議するため」、23日正午に1時間のストライキが実施された。

 主催者の一人であるアリエル・ペレグ(Ariel Peleg)氏はAFPに対し、イスラエルでは週明けに当たる日曜日に行われたデモには、地方自治体やマイクロソフト(Microsoft)のイスラエル法人など少なくとも30の組織や企業が参加したと述べた。

 23日夕方には全国各地でデモが行われ、テルアビブで開かれた大規模デモには数千人が参加した。

 現地のAFP記者が伝えたところによると、参加者の多くが主催者の呼び掛けに応じて赤い服を着ていたという。

 今回の事件で16歳の少女は、当時酒に酔っており、紅海(Red Sea)に面したリゾート都市エイラート(Eilat)のホテルで男たちに集団レイプされたとみられている。

 警察によると、「現在進められている捜査」の一環として、事件に関連した容疑者11人が逮捕された。その中には未成年者9人と事件が起きたホテルの管理人とみられる女1人が含まれているという。(c)AFP