【8月24日 AFP】中国東部で、数百人の人々が汚染された水を飲み赤痢を引き起こす可能性のある細菌に感染し、現地の給水施設は閉鎖された。国営メディアが24日、報じた。

 上海から約550キロ西方に位置する町保義(Baoyi)鎮では、先週から500人近くが発熱と下痢の症状を示している。

 地元政府が23日に公開した報告書によると、赤痢の原因となり得るシゲラ属の細菌に感染していることが明らかになった。

 地元当局者によると、町の飲料水の供給は停止され、約300人が入院した。

 中国共産党機関紙・人民日報(People's Daily)が24日にソーシャルメディアに投稿した動画では、地元の病院でベッドの列に座る患者たちが捉えられている。

 同紙によると、患者の多くは高齢者か子どもだった。

 中国の多くの地域では、最も富裕な都市も含め、飲料水の安全性が危惧され続けており、多くの住民はボトル入り飲料水か沸騰水を利用している。(c)AFP