【8月21日 AFP】(更新、写真追加)米民主党のジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領は20日、オンライン開催された党大会の最終日に、2020年大統領選の党大統領候補の指名を受諾し、当選した暁には米国の最大の長所を引き出して「暗黒の季節を克服する」と誓った。また、新型コロナウイルス対策に「就任初日から」取り組むことも約束した。

 指名受諾演説でバイデン氏は、「名誉ある米大統領候補指名を、謹んで受諾する」「間違いなく、団結すればわれわれは米国の暗黒の季節を克服できる。克服しよう」と訴えた。

 また、「もし私があなたがたの大統領になれたら、3月から温めてきた(新型コロナ対策の)国家戦略を就任初日から実行する」と言明。ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が多くの国民を新型ウイルスから守らなかったことは「許されない」と非難し、「われわれは専門家に自由に発言してもらい、国民に必要な得られて当然の情報を提供する。正直な、ありのままの真実を」と付け加えた。

 さらに、米国が「独裁者にすり寄る日々」に終止符を打つと約束。「私は、同盟国や友好国の側に立ち、敵対する者を明確にする大統領になる」と述べた。(c)AFP