【8月19日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)は18日、一発勝負の準決勝がポルトガル・リスボンで行われ、RBライプツィヒ(RB Leipzig)はパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に0-3で敗れた。ライプツィヒを率いるユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督は、チームがミスを犯し、決勝進出のチャンスを逃したことを悔やんだ。

 ナーゲルスマン監督は「結局は、相手の方が単純に上手だった。そのことを受け入れなければならない」とコメントした。

 2009年に創設されたライプツィヒは、ナーゲルスマン監督の就任1年目となった今季、エナジードリンク大手「レッドブル(Red Bull)」社が後ろ盾となっているクラブの短い歴史において、初となるチャンピオンズリーグでの準決勝進出を果たした。

 このことについてナーゲルスマン監督は、「チームは準決勝にまで進んだ。そのことは誇りに思える」と述べた。

 PSGのネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は序盤、マルキーニョス(Marcos Aoas Correa “Marquinhos”)の先制点につながるFKを獲得すると、前半終了間際には相手ディフェンスを引き裂くパスでアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)のゴールも演出した。

 ナーゲルスマン監督は「われわれはネイマールを止められなかった最初のチームにはならないだろうし、最後のチームにもならない」と話した。

 PSGはその後、試合の流れに逆らう形で左SBのフアン・ベルナト(Juan Bernat)が3点目をマークすると、決勝進出を決めた。

「パリは非常に良い試合をした。われわれは一つか二つのミスを犯したが、それでも多すぎた。最初の10分から12分の間はうまくプレーできていたし、良い状況もあった」と語ったナーゲルスマン監督は、以下のように続けた。

「セットプレーで喫した最初の失点は不運なミスによるものだった。パリのクオリティーは高いため、2失点目の後に立て直すのは難しかった」

「後半は良いスタートを切ったが、良いプレッシャーがかかっていた時間帯に何もないところから3点目を決められてしまった」

 グループステージを首位で通過し、決勝トーナメントでは昨シーズンの準優勝チームであるトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)や、経験豊富なアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)を撃破したライプツィヒのナーゲルスマン監督は、決勝に進出するチャンスを逃した悔しさを隠さなかった。

「このフラストレーションが晴れるには数日かかるだろう」

「選手たちの姿勢は素晴らしかった。われわれはピッチ上で個性を見せつけたが、相手が強かったときは受け入れなければならない」 (c)AFP