【8月18日 AFP】フランスで、高速鉄道TGVの乗客がマスクの着用を拒否したため、降車させられる出来事があった。フランス国鉄(SNCF)が17日、明らかにした。マスクの着用は、新型コロナウイルスの感染対策のために義務化されている。

 SNCFによれば16日、パリからおよそ300キロ離れた、同市とニース(Nice)を結ぶ路線上の都市ルクルーゾ(Le Creusot)で、警備員らが男性の乗客に付き添って降車するため、TGVが臨時停車した。

 SNCFは、男性が135ユーロ(約1万7000円)の罰金を科せられたと発表。

 SNCFボヤージュ(SNCF Voyages)のアラン・クラコビッチ(Alain Krakovitch)社長はツイッター(Twitter)上で、警備員らにはマスクの着用を拒否した乗客から罰金を徴収し、「秩序を乱した」との理由で付き添って降車させる権限が与えられていると説明。

「このようなことになったのは残念だが、われわれは皆の健康と安全を優先させている」と投稿した。(c)AFP