【8月17日 AFP】グアテマラ中部にある先住民族の村が16日、武装集団に襲撃され、40世帯の家屋が焼き尽くされた。

 当局によると、首都グアテマラ市の北方約120キロに位置するアルタベラパス(Alta Verapaz)県クビルグイツ(Cubilguitz)町内のバルバツル(Balbatzul)村に早朝、武装集団が侵入。村にはマヤ(Maya)系先住民のケクチ(Q'eqchi)人が暮らしている。

 政府報道官によると、警察は襲撃に関する通報を受けて警官らを村に派遣したが、現場ではすでに40世帯が襲撃されていたという。

 農民統一委員会(CUC)のダニエル・パスクアル(Daniel Pascual)氏によると、違法な武装集団が農業を営む40世帯を暴力的に家から追い出し、その家屋を焼き払ったという。

 グアテマラのアレハンドロ・ジャマテイ(Alejandro Giammattei)大統領は、警察などが現場を捜査していると発表した。(c)AFP