【8月17日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)の準々決勝でバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に2-8と屈辱的大敗を喫したスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)が、緊急の取締役会を開くと、クラブに近い情報筋が16日に明かした。やり玉に挙げられているキケ・セティエン(Quique Setien)監督が解任される見通しだという。

 地元スポーツ紙ムンド・デポルティーボ(Mundo Deportivo)は、「(ジョゼップ・マリア・バルトメウ<Josep Maria Bartomeu>)会長は緊急の取締役会を招集した。来週初めに開催される見込みで、月曜日(17日)になるかもしれない」と報じており、地元ラジオ局RAC1も先に同様の内容を伝えていた。

 月曜日に会議が行われると認めた情報筋は時間について明かさなかったが、RAC1によれば同日の午前11時(日本時間午後6時)に始まるという。

 地元紙レスポルティウ(L'Esportiu)は、「ブラウグラナ(バルセロナの愛称、青とえんじの意)の取締役会があす(月曜日)開かれる。セティエン監督が解任される見通しで、会長選の日取りが前倒しされる可能性もある」と記している。

 バルトメウ会長は14日、欧州カップ戦でチーム史上最悪の黒星を喫し、2007-08シーズン以来となる無冠に終わったことを受け、来夏の会長選を早める可能性も排除しないと述べていた。

 16日、カタルーニャ(Catalonia)自治州のテレビ局は、バルトメウ会長の後任に立候補する可能性があるビクトル・フォント(Victor Font)氏やジョルディ・ファレ(Jordi Farre)氏、ジョアン・ラポルタ(Joan Laporta)氏、ルイス・フェルナンデス・アラ(Lluis Fernandez Ala)氏を交えたクラブの今後についての討論番組を放送した。

 役員会議ではエリック・アビダル(Eric Abidal)スポーティング・ディレクター(SD)の他、来シーズン限りで契約が切れるリオネル・メッシ(Lionel Messi)の去就についても話し合われる見通し。(c)AFP