【8月16日 AFP】ボクシング、WBC世界スーパーミドル級タイトルマッチが15日、米コネティカット州アンキャスビル(Uncasville)のモヒガンサン・カジノ(Mohegan Sun Casino)で行われ、デビッド・ベナビデス(David Benavidez、米国)がロアメル・アレクシス・アングーロ(Roamer Alexis Angulo、コロンビア)に10回TKOで快勝した。

 ベナビデスは本来ならベルトを防衛しているはずだったが、168ポンド(約76.2キロ)の制限体重を3ポンド(約1.4キロ)近く超過して前日計量をパスできなかったため、タイトルを剥奪されていた。

 ベナビデスがリングの外でタイトルを失うのは今回が2回目で、2018年には検査でコカインに陽性反応を示して資格停止となり、王座を剥奪された。

 この日の一戦では中盤ラウンドから主導権を獲得し始め、アッパーや左フックなど多彩な攻撃でアングーロの力を奪うと、10回には意のままにパンチを命中させ、ラウンド後にアングーロのセコンドが試合を止めた。試合を通してベナビデスが703発中290発のパンチを命中させたのに対し、アングーロはわずか51発しか当てられなかった。(c)AFP