【8月12日 AFP】ボクシングの元世界ヘビー級王者で、7月にリング復帰を発表したマイク・タイソン(Mike Tyson、米国)氏のエキシビションマッチが、9月から11月へ延期となった。主催者が11日に発表した。

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 タイソン氏はカリフォルニア州ロサンゼルスでロイ・ジョーンズJr(Roy Jones Jr、米国)氏と9月に対戦する予定だったが、感謝祭の週末にあたる11月28日に変更となったことをプロモーターのトリラー(Triller)が発表した。

 54歳のタイソン氏は、「11月28日へ変更になったことで、ボクシング史上最大のカムバックを目撃できる人は増えるだろう」「全力で行くから覚悟しておけ」とコメントした。

 ジョーンズ氏も、「用意はできているし、その状態を保っていく。11月28日は激戦になるだろう」と話した。

 タイソン氏は2005年に引退するまで20年の現役生活を送り、1980年代後半には絶対王者としてボクシング界を席巻した。一方、51歳のジョーンズ氏もミドル級などの4階級で世界チャンピオンに輝いているが、試合は多くのボクシング関係者から批判を浴びている。

 それでもタイソン氏は、今回のファイトは真剣勝負だと強調し、「できると思っているし、他の人にも可能だと確信している」「自分たちは終わってなんかいない。オーバーエージは用済みだと言う人もいるが、今の現役選手よりファンは多い」と話している。(c)AFP