【8月14日 AFP】イングランドサッカー協会(FA)は13日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が続く中で各クラブの負担を軽減するため、来季のFAカップ(FA Cup 2020-21)で再試合を廃止すると発表した。

 例年より1か月遅い9月の開幕になる来季はシーズンが短くなるため、すでに過密状態のカレンダーはさらに圧迫される。

 FAはそうした中、FAカップの全試合についてこれまでのように再試合は認めず、その日のうちに決着がつくようにするという決定を下した。

 また、各チームが日程面に対処できるようにするため、イングリッシュ・フットボールリーグ(EFL)もフットボールリーグカップ(England Football League Cup)に大きな変更を加えた。

 1回戦から4回戦は9月の連続した週に圧縮して組み込まれ、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)との衝突を避けるため、5回戦はクリスマスの前の週に行われる。

 監督から批判を浴びることが多かった2試合方式の準決勝は一発勝負に変更となった。試合日は1月5日、6日に設定されており、抽選会で先に引かれたチームがホームアドバンテージを得る。

 さらに、欧州カップ戦に出場しているプレミアリーグのクラブは3回戦から、それ以外の1部チームは2回戦からの参加となる。(c)AFP