【8月13日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は12日、試合中にワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)のモリツ・ワグナー(Moritz Wagner)に頭突きをしたとして、ミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)に所属するヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)に1試合の出場停止処分を科したと発表した。

 アデトクンポはバックスが126-113で勝利した11日の試合の第2クオーターで問題の行為に及び、退場処分となった。試合後に後悔を口にした昨季のレギュラーシーズン最優秀選手(MVP)は、同クオーターにファウルを複数回受けていたため、感情を抑えることができなかったと弁明した。

「ひどい行為」と認めたアデトクンポは、「もし戻ってあのプレーまで時間を巻き戻せたら、あんなことはしない。でも結局われわれは人間だ。誰もが失敗を犯す」と続けた。

「1年を通じ、そしてキャリアを通じて良い仕事をしてきたと自負している。冷静を保って試合に集中してきた。だが言ったようにわれわれは人間だ。失敗するんだ。つまるところそこから学び、良いバスケットボールをして前に進み続けるしかない」  

 アデトクンポは繰り返し受けたファウルのいら立ちの矛先を向けたのが、たまたまワグナーだったと話している。「ただ全体的に、汚いプレーの積み重ねが頭の中にあった。足を引っ掛けてきたり、自分の足の前に倒れてきたり、つかんできたり、ぶつかってきたり。ワグナーに対しては何の感情もない。彼だけではなかった」

 バックスはすでにイースタンカンファレンスのトップシードを確定させている。(c)AFP