【8月12日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)の大会「MLS is Back Tournament」は11日、フロリダ州オーランド(Orlando)で決勝が行われ、ポートランド・ティンバーズ(Portland Timbers)がオーランド・シティSC(Orlando City Soccer Club)を2-1で下し、優勝を果たした。

 ラリース・マビアラ(Larrys Mabiala)とダリオ・ズパリッチ(Dario Zuparic)の両DFにゴールが生まれたティンバーズは、2015年のMLSカップ(MLS Cup)優勝以来、これが二つ目のタイトルとなる。

 7枚のイエローカードが飛び交うなど、荒れる場面もあった決勝の重要な局面でより落ち着きを見せたのは、しっかりと組織化されたティンバーズの方で、オーランド・シティもMFマウリシオ・ペレイラ(Mauricio Pereyra)のゴールで一時は追いついたが、クラブ初のタイトルで快進撃を飾ることはできなかった。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)による4か月の中断を経て、7月にシーズンが再始動したMLSの大会は、ティンバーズの優勝によって全体を通して見れば成功という形で幕を閉じた。

 MLSの各チームは、隔離された安全な「バブル」環境を拠点とし、ディズニー・ワールド(Disney World)にある無観客のESPNワイド・ワールド・オブ・スポーツ・コンプレックス(ESPN Wide World of Sports Complex)で、W杯(World Cup)方式のトーナメントを行った。

 複数の感染者が確認されたFCダラス(FC Dallas)とナッシュビルSC(Nashville SC)が出場を取りやめるなど、開幕直後には問題も発生したが、その後大会は順調に進んだ。

 MLSはレギュラーシーズンを今月に再開させる予定。試合はホームチームの本拠地で行われ、一部でファンの入場が認められる。(c)AFP