【7月10日 AFP】米メジャーリーグサッカー(MLS)は9日、ナッシュビルSC(Nashville SC)で新型コロナウイルスの陽性反応選手が新たに4人出たため、今週開幕した大会「MLS is Back Tournament」の同チームの出場が取りやめになったと発表した。新型ウイルスによって同大会に出場できなくなるのはナッシュビルが2チーム目。

 大会が行われるフロリダ州オーランド(Orlando)に到着して以来、今季MLSに参入したナッシュビルでは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で9選手が陽性反応を示しており、練習を実施できていなかったという。

 11人が陽性反応を示したFCダラス(FC Dallas)も6日、当初26チームが出場する予定だった今大会への参加を辞退していた。

 MLSのドン・ガーバー(Don Garber)コミッショナーは、「ナッシュビルSCのMLS is Back Tournament出場を取りやめさせた」と述べた。

「陽性反応者が多かったため、ナッシュビルはオーランドに到着してから練習できておらず、試合を行えないだろう」「再開に当たってわれわれが下すすべての決断は、選手やスタッフ、審判ら全関係者の健康が最優先となる」

 約4か月の中断を強いられていたMLSは、W杯(World Cup)形式の今大会でシーズンを再開させた。大会に出場するチームは、ディズニー・ワールド(Disney World)の「バブル」内で隔離される。

 ダラスとナッシュビルの出場が取りやめになったことを受け、主催者は大会のグループステージの組み合わせを4チーム×6グループに変更している。(c)AFP