【8月11日 AFP】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は10日の記者会見で、先進7か国(G7)首脳会議(サミット)の開催を11月の米大統領選後に延期する意向を示した。

 トランプ氏は「9月に開催を予定していたが、選挙の後にしたいと思っている」と表明。「テレビ会議形式でも、対面形式でもいいが、私の提案としては昨日周囲に言ったように、これは非常に重要なことなので、もっと考える時間がある大統領選後にやってはどうかと思う」と明かし、「選挙後の方が、より落ち着いた環境で開催できると思う」と述べた。

 次回のG7サミットは当初、米ワシントンで6月に対面形式で開催される予定だった。しかし、新型コロナウイルスの流行を受けてドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相が出席を辞退する意向を示し、トランプ氏が9月に延期していた。

 また6月の延期発表時にトランプ氏は、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領らG7以外の首脳も招待する案を示しており、10日の会見でも「一部、G7以外の人々も招くつもりだ」と述べた。(c)AFP