【8月11日 AFP】偽造パスポートを使用した疑いで逮捕され、5か月にわたりパラグアイで拘束されているサッカー元ブラジル代表MFのロナウジーニョ(Ronaldinho)容疑者(40)が、24日にも釈放されるかもしれないと、司法筋が10日に明かした。

 ロナウジーニョ容疑者と兄のロベルト・デ・アシス・モレイラ(Roberto de Assis Moreira)容疑者は3月6日、偽造パスポートを使用してパラグアイに入国した疑いで拘束された。

 1か月にわたって収監されていた両容疑者はその後、160万ドル(約1億7000万円)の保釈金を支払い、首都アスンシオンの歴史地区にあるパルマロガホテル(Palmaroga Hotel)で軟禁されていた。

 グスタボ・アマリージャ(Gustavo Amarilla)裁判官は、両容疑者の審理の日程を24日に決めた。

 検察側は、「社会的ダメージを修復するため」にロナウジーニョ容疑者に罰金9万ドル(約950万円)を支払わせた上で、母国ブラジルへの帰国を認め、その後も1年にわたって3か月おきに裁判所に出頭させるよう裁判官に提案している。

 ロナウジーニョ容疑者は、パスポートが偽物だということを一切知らなかったと話している。(c)AFP