【8月10日 AFP】女子テニス、パレルモ・レディース・オープン(Palermo Ladies Open 2020)は9日、シングルス決勝が行われ、フランスのフィオナ・フェロ(Fiona Ferro)が6-2、7-5で大会第4シードのアネット・コンタベイト(Anett Kontaveit、エストニア)を破り、新型コロナウイルスによる中断からの再開初戦を制した。

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 世界22位のコンタベイトを倒した同53位のフェロにとっては、これが昨季のローザンヌ女子選手権(Ladies Open Lausanne 2019)に続く通算2勝目。最新のランキングでは、世界トップ50入りすることが決まった。

 一方のコンタベイトは今年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)でベスト8に入り、今大会でもトップシードのペトラ・マルティッチ(Petra Martic、クロアチア)に準決勝で勝利していたが、優勝はならなかった。

 今大会にビッグネームは不在だったが、5か月ぶりとなる競技の再開で、新型ウイルス対策が十分かどうか大きな注目が集まった。1500人を収容できる伊パレルモ(Palermo)のクレーコートの会場では、観客数がわずか300人に厳しく制限されていた。

 次週はチェコ・プラハと米レキシントン(Lexington)で女子の2大会が行われ、31日からは全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)が開幕する予定となっている。(c)AFP