【8月10日 AFP】サッカーフランス杯女子(Women's French Cup 2019-20)は9日、決勝が行われ、オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)がスコアレスで迎えたPK戦の末4-3でパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)を下し、大会最多記録を更新する通算9度目の優勝を飾った。

 欧州王者のリヨンは、0-0のまま迎えたPK戦で、GKサラ・ブアディ(Sarah Bouhaddi)がPSGのレア・ケリフィ(Lea Khelifi)のキックを止めて優勝を決めた。

 新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が打ち切りとなり、リヨンは5月に優勝扱いとなっていた。

 ブアディは「健康危機を受けての難しい試合だった。ハイレベルな戦いに戻ってきて、どちらにとっても簡単ではなかった」「PKの練習を多くしてきて、それが今夜の優勝につながったのは最高」とコメントした。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、オセール(Auxerre)で行われた一戦の観客は5000人に制限された。前半途中には激しい雷雨により照明に不具合が生じ、試合が10分ほど中断する場面もあった。

 両クラブは約2週間後に女子欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Women's Champions League 2019-20)の準々決勝を控えており、リヨンはバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)と、PSGはアーセナル(Arsenal)との対戦を控えている。準決勝では、仏勢対決の可能性がある。(c)AFP