【8月8日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)は7日、決勝トーナメント1回戦第2戦が各地で行われ、オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)は敵地でユベントス(Juventus)に1-2で敗れたが、2試合合計スコア2-2としてアウェーゴール差により準々決勝進出を果たした。チームを率いるルディ・ガルシア(Rudi Garcia)監督は、ユベントスと「地球外生物」のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を大会から葬り去ったチームを称賛した。

 リヨンは試合序盤にキャプテンのメンフィス・デパイ(Memphis Depay)が決めたPKにより8強入りを決め、ポルトガル・リスボンで行われる準々決勝でマンチェスター・シティ(Manchester City)と対戦する。

 ガルシア監督は「地球外生物を擁する相手と対面した」と、これまでにバロンドール(Ballon d'Or)を5度受賞し、この日も2得点を記録したロナウドを表現した。

 指揮官は続けて「前半はよくやったと思う」「残念なことにPKを与えてしまったが、あれはまったくもって不当だった」「チーム一体の勝利だった。求めていたリスボンでのファイナルエイトにたどり着いた」と語った。

 12分のデパイのPKにより、ユベントスが逆転するためには最低でも3点が必要となったが、ロナウドは獅子奮迅の活躍でイタリア王者をあと一歩のところまで引っ張った。

 前半終了2分前にPKで同点としたロナウドは、60分には2点目をマークしてユベントスはあと1点で勝ち上がることができた。しかし、相手の低調なパフォーマンスもありリヨンは守り切り、同日通算13回の優勝を誇るレアル・マドリード(Real Madrid)を退けたシティと対戦する15日の準々決勝に駒を進めた。

 今季リーグ9連覇を果たしたユベントスだったが、リーグ1で7位に終わったリヨンの壁を越えることができなかった。マウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督は、「リヨン(との初戦)での前半が響いて敗退した。とても落胆しているが、パフォーマンスには満足している。非常に残念だ。今夜は良い試合だった」と述べた。 (c)AFP