【8月7日 AFP】米ニューヨーク州は6日、金融詐欺などの不正行為に及んだとして、強大な影響力を持つ保守派圧力団体「全米ライフル協会(NRA)」とその幹部4人を相手取り、同協会の解体を目的とした訴訟を起こしたと発表した。

 同州のレティシア・ジェームズ(Letitia James)司法長官は、ウェイン・ラピエール(Wayne LaPierre)氏らNRA幹部4人が長年にわたり会員からの寄付金を自らの「貯金箱」として利用し、数千万ドル(数十億円)を着服して非営利団体の運営をめぐる法律に違反したと指摘。

「NRAの影響力は非常に強力なため、数十年も野放しになってきた」とし、「NRAでは詐欺と乱用が横行しており、法を超越する組織はないため、私たちはきょうNRAの解体を求める」と述べた。(c)AFP