【8月5日 AFP】フランス南部マルセイユ(Marseille)近郊で4日夕方、森林火災が発生し、キャンプをしていた旅行者ら1200人超が避難を余儀なくされた。死傷者はいなかった。

 避難した人々は主に観光客やキャンプをしていた人で、うち約220人は浜辺へ出て船で近くの漁村まで移動し、そこからバスでマルティーグ(Martigues)に設置された避難所へ向かった。

 当局によると炎は強風にあおられ、2時間で8キロの範囲に広がり、約800ヘクタールが延焼した。一帯には黒煙が立ち上がり、消防隊は陸と空から消火活動にあたった。空中消火には消防機7機の他、多くの消火ヘリコプターなどが出動した。

 この森林火災の影響により、マルセイユとマルティーグを結ぶ高速道路は一部閉鎖されている。(c)AFP/Clemence FOURNIVAL avec Julie PACOREL à Marseille