【8月4日 AFP】インドのある食堂では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行で外食を恐れる客を呼び戻すために、「COVIDカレー」と「マスク・ナン」の提供を始めた。

 インド西部ジョドプール(Jodhpur)にあるベジタリアン向け食堂「ベディク(Vedic)」を営むヤシュ・ソランキ(Yash Solanki)さんは「私たちにとっても、業界全体にとっても、とても厳しい時期が続いている」とAFPに語った。

 ソランキさんによると、「COVIDカレー」には健康に良いインドのハーブやスパイスを新たに加え、宣伝したという。「突起」があるコロナウイルスに似せた野菜揚げをのせ、添えて出すナンは医療用マスクの形を模している。

 世界で2番目に人口が多いインドにおける新型コロナウイルスの感染状況は、1日当たりの死者800人弱、感染者約5万人と報告されている。累計の感染者数は180万人で、米国とブラジルに次いで3番目に多い。死者数は3万8000人に上っている。(c)AFP