【8月3日 AFP】米カリフォルニア州南部ロサンゼルス東部近郊で先月31日に発生した山火事は、これまでに約8000ヘクタールを焼き、2日現在も延焼を続けている。1300人を超える消防隊員が消火活動に当たっているが、炎の勢いは収まっていない。

「アップルファイア(Apple Fire)」と命名された山火事は、サンバーナーディーノ(San Bernardino)付近で発生し、少なくとも2600世帯の約7800人が避難を余儀なくされている。

 立ち上る煙は遠方からも見え、当局は1日夜、大気汚染警報を出した。ただ、今のところ犠牲者の情報はなく、被害報告は建物2棟と住宅1棟にとどまっている。

 カリフォルニア州リーバサイド郡(Riverside County)の消防当局者によると、住宅地のすぐ近くまで樹木が密生している上、気温が高く空気が乾燥しているため、火勢が衰えないという。

 当局は放火の可能性があるとみて、出火原因を捜査している。(c)AFP