【8月1日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)は1日、アラブ地域で初の原子力発電所となるバラカ(Barakah)原発の稼働を発表した。

 国際原子力機関(IAEA)のUAE代表部大使であるハマド・アルカービ(Hamad Alkaabi)氏はツイッター(Twitter)に、「バラカ原発でUAE初の原子炉が初めて臨界に達し、成功裏に稼働した」と英語で投稿。「新たな形態のクリーンエネルギーを提供するビジョンを掲げたわが国にとって、歴史に残る節目だ」と述べている。

 アブダビ(Abu Dhabi)西方の沿岸部にある同原発は、2017年後半に稼働する予定だったが、安全性と規制上の要件を理由に大幅に遅れていた。同原発はアラブ諸国初の原発で、世界一の石油輸出国サウジアラビアは、最大16基の原子炉を建設する計画を発表しているが、まだ実現に至っていない。(c)AFP