16人乗った米軍水陸両用車が沈む、1人死亡 8人不明
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【8月1日 AFP】米カリフォルニア州沖で7月30日午後5時45分(日本時間31日午前9時45分)ごろ、16人が乗って訓練中だった米海兵隊の水陸両用車(AAV)から浸水したという連絡があった。近くにいた別の水陸両用車2両と救難艇が8人を救助したが、うち1人は搬送先の病院で死亡し、2人は集中治療室に入っている。
AAVは通常のダイバーでは到達できない深さの海底に沈んだとみられている。事故発生から一夜明けた今も海兵隊員7人と海軍兵1人の計8人が行方不明になっており、海と空から捜索が続けられている。
事故はサンディエゴ(San Diego)の西約105キロの太平洋に浮かぶサンクレメンテ(San Clemente)島付近で、ペンドルトン基地(Camp Pendleton)の第15海兵遠征部隊(15MEU)の訓練中に発生。事故を起こしたAAVはサンクレメンテ島から母艦に戻る途中で、同島の北西岸から1000メートル以上離れたところにいた。
マーク・エスパー(Mark Esper)米国防長官はツイッター(Twitter)に、「この悲劇的な事件に深く悲しみ、状況を注意深く見守っている。捜索は続いており、われわれの海兵隊員、海軍兵、そして彼らの家族のために祈ってください」と書き込んだ。(c)AFP