【8月1日 AFP】サッカーフランスリーグ杯(French League Cup 2019-20)は31日、決勝が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は0-0で迎えたPK戦で6-5とオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)を退けて再び国内3冠を達成し、ポルトガル・リスボンで開催される欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)決勝トーナメントでの挑戦に向けて準備を整えた。

 スタッド・ド・フランス(Stade de France)で行われた一戦はスコアレスのまま延長戦が終了。PK戦ではPSGのGKケイロール・ナバス(Keylor Navas)がベルトラン・トラオレ(Bertrand Traore)のシュートを止めると、パブロ・サラビア(Pablo Sarabia)が勝利を決めるキックを成功させた。

 PSGは今季、新型コロナウイルスの影響により4月に10節を残した時点で首位に立っていたリーグ1が打ち切りとなり優勝が決定すると、7月24日にはフランス杯(French Cup 2019-20)決勝でサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)に1-0で勝利していた。

 PK戦を迎えるまでトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督率いるPSGは優勢に試合を進めたが、リヨンはラファエウ・ダ・シウバ(Rafael da Silva)が延長戦終盤にアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)をペナルティーエリアの外で倒して退場になる中、約2時間攻撃をしのぎきった。

 PSGはチャンピオンズリーグでの目に見える成功を切望しているが、その試練に向けた準備を整えるためにはまださびを落とさなければならないことが示された。

 PSGはここ6年間で4度目の国内3冠を達成したものの、来季からは人気の低いこのリーグ杯が廃止されることになっている。(c)AFP