【7月31日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は30日、同日打ち上げた火星探査車「パーサビアランス(Perseverance)」を搭載した宇宙機に技術的問題が発生したと発表した。宇宙機は現在、最低限のシステムのみを使い飛行しているという。

 NASAは「データからは、マーズ2020(Mars 2020)がセーフモードとよばれる状態に入ったことが示されている。地球の影の中にいる間、機体の一部が想定よりも冷えたことが原因とみられる」と説明。現在は地球の影から出て、温度は通常の範囲内に戻っている。

 セーフモードでは、管制センターから新しい指令を受けるまで最低限のシステムのみが稼働した状態で飛行が続けられる。NASAは「マーズ2020ミッションは現在、宇宙機の健全性の全面的な評価を完了させているところで、火星への旅に向けた計画通りの設定に戻れるよう取り組んでいる」としている。

 同ミッションの副プロジェクトマネジャーを務めるマット・ウォレス(Matt Wallace)氏は、今回の問題は大きな懸念とはならないとした上で、「もう少しすれば詳細が分かる」と述べた。(c)AFP