【7月29日 AFP】米メーン州で27日、63歳の女性が遊泳中にホオジロザメに襲われ死亡した。海水温が冷たいメーン州では遊泳者が少なく、サメによる襲撃は同州史上で2回目、死者が出たのは初めてだという。

 28日の当局発表によると、死亡した女性はニューヨーク市在住のジュリー・ディンペリオ・ホロワック(Julie Dimperio Holowach)さん。メーン州の主要都市ポートランド(Portland)から近いベイリー島(Bailey Island)沖で遊泳していたところ、サメに襲われたという。

 同州海洋局のパトリック・ケリハー(Patrick Keliher)局長によると、ホロワックさんはウエットスーツを着用して泳いでいた。カヤックをこいでいた人々が岸まで運んだが、救急隊により死亡が確認された。ケリハー氏は、現場で見つかった歯から女性を襲ったのがホオジロザメであることが確認できたと述べた。

 米北東部の沿岸ではここ数週間、特にニューヨーク州ロングアイランド(Long Island)周辺を中心にサメが目撃されている。(c)AFP