【7月29日 AFP】19-20イタリア・セリエAは28日、第37節の試合が行われ、インテル(Inter Milan)はナポリ(SSC Napoli)を2-0で下し、2位をキープした。

 ユベントス(Juventus)の9連覇がすでに決まった同リーグだが、最終節に向けてインテル、アタランタ(Atalanta)、ラツィオ(SS Lazio)が2位の座を争っている。

 インテルは最終節、同日の試合でパルマ(Parma Calcio)に逆転勝利し、1ポイント差で3位につけているアタランタとの直接対決を控えている。

 29日にブレシア(Brescia Calcio)との試合に臨む4位ラツィオにも2位浮上の可能性は残されており、今週末の第38節では7位ナポリと対戦する。

 ホームにナポリを迎えたインテルは、ダニロ・ダンブロージオ(Danilo D’ Ambrosio)のゴールで11分に先制すると、74分にはラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)が追加点を挙げた。

 ナポリを率いるジェンナロ・ガットゥーゾ(Gennaro Gattuso)監督は、8月8日に予定されている欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)の決勝トーナメント1回戦、FCバルセロナ(FC Barcelona)との第2戦を前に、チームはゴールを決めるための解決策を見つけ出さねばならないと認めた。

 イタリア杯(Italian Cup 2019-20)を制し、すでに来シーズンのヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2020-21)出場権を確保したため、リーグ戦のモチベーションがなくなっているナポリのガットゥーゾ監督は、「懸命に取り組まねばならない。やや気迫が欠けている」とコメントした。

「イタリア杯の後は良いパフォーマンスを見せているが、攻撃する姿勢に欠けている。バルセロナ戦は違った展開になる」

 一方、敵地に乗り込んだアタランタは、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ(Gian Piero Gasperini)監督が試合後に「今季最悪の前半だったかもしれない」と振り返るなど、先制を許す難しい展開となったが、ルスラン・マリノフスキー(Ruslan Malinovskyi)とアレハンドロ・ゴメス(Alejandro Gomez)が後半にゴールを奪い、しっかりとした反応を見せて2-1の勝利を手にした。(c)AFP