【7月26日 AFP】イタリア・セリエA、ACミラン(AC Milan)のFWズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)は25日、「まだウオーミングアップの段階」だと強調し、今季限りでの引退を否定した。

 自身のインスタグラム(Instagram)に投稿した動画で38歳のイブラヒモビッチは、「俺が終わったと、キャリアがもうすぐ終わると考えているんだろう? 何も分かっていない」と話した。

「俺の人生は戦いだった。誰も信じてくれなかったので自分を信じるしかなかった」

「俺を壊そうとしたやつらがいたが、そいつらは俺を強くしただけだった。俺を利用したいやつもいたが、やつらは俺をもっとスマートにしてくれた」

「そして今は俺が終わったと考えているんだろう? おまえら全員に言う。言うべきことはただ一つだ。俺はおまえらとは違う。俺はおまえではないのだから」

「俺はズラタン・イブラヒモビッチだ。まだウオーミングアップ中だぜ」

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)を渡り歩いたストライカーは、残り2試合となった今季リーグ戦16試合で7得点を記録している。

 イブラヒモビッチは、先日ミランとの契約を2年延長したステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督と良好な関係を築いている。24日にアタランタ(Atalanta)と1-1で引き分けて無敗を10試合に伸ばしたミランを率いるピオリ監督は、調子を取り戻したチームへのイブラヒモビッチの貢献をたたえている。

「チームの成長におけるイブラヒモビッチの貢献は明白だ。また彼と一緒に仕事ができることを願うが、多くのことを話し合わなければならない」「彼がまだトップレベルであることに疑いの余地はなく、チームを先導し前に進める力があるが、彼の動向はそれとは異なる側面によって決まる」 (c)AFP